治療を進めていく上で方針を決める大事なプロセスです。
お尋ねする内容は多岐に渡ります。
こちらは一例ですが、治療に関係あるの?と思われる内容もあるかもしれません。
しかし、とても大事なことです。
尚、知り得た情報は個人情報保護法に基づき守秘義務を守ります。
見るだけでも体は色んなサインを出しています。
部位によって、肌を露出させなければならない場合があります。
(例)
上腕二頭筋長頭腱断裂の鑑別、大腿二頭筋の肉離れの有無、背部の痛みシビレ感における帯状疱疹の有無など。
皮膚が赤くなっている場合、炎症による発赤が起きています。
場合によっては体温を計ることもあります。
捻ったりぶつけたりした覚えがないのに、発赤や発熱が見られれば感染症の疑いがあります。
体温も重要な指標です。
打撲したり捻った箇所が腫れたり皮膚の色がいつもと違うと、内出血が起きています。
本当に皮膚を露出させて視診するか、最初に行う問診と次の触診、整形外科的検査法、動診を踏まえた上で必要か否か判断します。
全ての方に必ず行う訳ではありません。
背骨や関節、筋肉の状態を直接触れ、体の状態を調べていきます。
また皮膚が冷えているのか、温かいのか調べる時もあります。
炎症を起こすと、その部位で発熱することがあるからです。
炎症を起こす原因として捻挫や内科疾患、感染症が挙げられます。
もしも転んだりぶつけたりした覚えがないのに発熱がある場合、体温を計り、必要であれば専門医への受診を促す場合もあります。
(例)
捻挫、関節炎、蜂窩織炎、蓄膿症、抜歯後、風邪などのウイルス感染。
実際に体の動かし方、現在の状態を確認します。
主に治療前・治療後の確認目的で行います。
テスト法とも呼びます。
筋肉、関節、軟部組織に働きかけて体をゆるめていきます。
治療時間の主な時間がここに当てられます。
背骨のズレが無くなると筋肉の緊張がほぐれたり、関節の可動域がその場で改善します。
また瞬間的に動かされることが怖い方には、非常にソフトな操体法という治療を行います。
よろしければ予約の際、予めご相談ください。
運動と聞いて面倒に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、辛い筋トレをするといった事は行いません。
矯正によって硬さが取れた体に、正しい筋肉の使い方、疲れにくい体の動かし方を覚えさせます。
人によって、心地良いと感じることもあります。
治療前の動きと治療後を一緒に確認します。
動診の際に感じていた動き辛さ、または関節の可動域を見ます。